2006
記念すべき第一回目のSUPER WEEKEND。 8月19日、20日と熱い夏の2日間は、晴天に恵まれ会場も熱気を帯びる。全国から集まった普段見られないようなクルマやバイクをはじめ、様々なジャンルのブースやステージパフォーマンスが会場を盛り上げた、SUPER WEEKENDの歴史はこの2日間から始まった。
こうして生まれたSUPER WEEKEND
長野に本社を置くこだわりと妥協なきモノづくりで人気のアメカジブランド「THE FLAT HEAD」。 その代表の小林氏が、長野発全国的イベントSUPER WEEKENDの発起人だ。
ブランドを立ち上げ10年、日本だけでなく世界へと羽ばたくブランドへと成長した「THE FLAT HEAD」。なぜイベントを考え、長野で行うことになったのか、そのきっかけを小林代表はこう語る。「妥協せずに、こだわりの洋服作りをこの10年やってきました。
そこでこれまでを振り返って思ったことがあるんです。せっかくカッコ良い服を買っても着ていく場所やイベントが昔に比べ、少なくなっているんじゃないかと。僕たちの小さいころは憧れのカッコいい大人がいて、あんな服を着たいとか、あんなクルマに乗りたいとか思って外へ遊びに行っていましたが、最近では時代の流 れなのでしかたないのですが、ネットですべてが満たされているように思えたんです。
それなら、誰もが楽しめて、大人がおしゃれをしてカッコつけて行けるようなイベントをやってしまおう、単純にそう思ったんです。それがきっかけでしたね」。
2006年は、ちょうど記念すべきフラットヘッド設立10周年。はじめはその一環として考えられたミニイベントだった。「はじめは小さいところでと考えていましたが、やりたいことを挙げていったら全然考えていた会場では収まらない。だったら徹底的にこだわってやりたい。車やバイク、そしてファッションから音楽などライフスタイル全てに関わるようなものを一度に集めたイベントにしようと思ったんです。フラットヘッドという枠を超えたイベントとして。」その言葉通り長野では最大のインドア イベントスペースとなるエムウェーブで開催を決定。
そして2006年8月19・20日、その言葉が現実となり、「SUPER WEEKEND」という名の全国でもまれにみるビックなスケールのイベントが開催された。
コンセプトは「みんなが楽しめるイベント」
イベントのコンセプトは「大人も子供も楽しめるどこにもないイベント」。会場はそのコンセプト通りあらゆるモノで埋め尽くされた。1950年代のベルエアなどのヴィンテージカーや博物館級のバイクなど普段ではなかなかお目にかかれないクルマやバイクが展示された。屋外ではフェラーリやハーレーの体感会なども行われ、訪れたひとたちは目を輝かせ、その光景を見入っていた。フリーマーケットではファイヤーキングなどの雑貨、ファッション関係、おもちゃやギター、カメラなどのショップが並び、見ているだけでも楽しくなってくるほど様々なジャンルのショップが集まった。飲食 ブースも併設され家族連れなども多く来場しイベントを楽しんでいた。
ステージでも楽しみいっぱい
会場に設けられたステージでは、寺門ジモンさんやスマイリーキクチさん、DJ ケイ・グラントさんなどのタレントやアーティストによるライブ、キッズダンスなどが行われイベントを盛り上げた。そしてSUPER WEEKENDの名物にもなった各雑誌社によるプレゼント争奪じゃんけん大会やオークションといった来場者参加型のステージが更に会場を熱くさせた。ステージ前には、プレゼントを手にしようと真剣にじゃんけんをする大人やそれを楽しむ笑顔あふれる子供たちが集まる。まさにこのイベントのコンセプトが詰まったステージとなった。
たくさんの方の来場に感謝、そして次なるステップへ
会場となった長野エムウェーブでは、アメカジファッションに身を包みリーゼントで決めている人たちから、子供連れの家族やカップル、友達同士など年代問わずたくさんの人が来場してくれた。「大人も子供も楽しめるどこにもないイベント」は、こうして大成功で幕を閉じた。そしてこの記念すべき第一歩からSUPER WEEKEND の歴史は2007へと続いていく。